小江戸川越 旬の食材 うなぎ 天ぷら 海鮮料理 和食懐石

店主の独り言

この話は店主が25年程前小江戸川越に江戸時代からある鰻屋さんでの修行時代の話である。

鰻の裂き、串、蒸し、焼き、の作業の蒸し作業を担当してるとある日、蒸しあがり時間を吹っ飛ぱし意気揚々と違う仕事をこなしていると、後ろで怒鳴り声が・ ・ ・ん、俺?アッ!!やっちまった!万が一のタイマーも忘れ、野生の慣も働かず。その後は皆様のご想像に・・。

で蒸し過ぎの鰻さん達は蒸し器から持ち上がらず串から剥がれ落ち、商品提供不可。20枚以上の鰻を損失。熟練の職人さん達も、こんだけ蒸し器に鰻忘れた奴初めてだよ。とつぶやかれ(当時ツイッターはございませんが)その節は誠に誠に申し訳ございませんでした。

で、失敗作業の清掃中に、鰻が串からパランス崩しながらも重力に逆らって一串残ってるんですよ。商品には出来ないし、失敗の恥ずかしさが増したのか、又怒られるのがイヤだったのか、聞くに聞けず、ハイその鰻さんを隠しといて焼き作業中に焼いて裏で内緒で自分で食べました。ビックリです。失敗したのにも関わらず、めちゃくちゃ柔らかく美味しいのです。

あの時食べた鰻の食感とろける感じ、ふわふわ感が忘れられず是非皆様に食べて貰いたいと、前店の南風の合間を利用して試行錯誤をくり返して(途中心折られまくりでしたけど)たどり着いたのが和風鈴の鬼蒸し鰻です。是非ともご賞味ください。